商品取引について

 



 商品取引は、基本的にハイリスクハイリターンな金融商品です。

物の値段の上げ下げで、利益を取ろうという仕組みの取引で、予想ができない要因、もしくは予想をする

ことが極めて難しい要因で値段が上げ下げしますので、投資というよりは投機に近い取引であると言われ

てます。

 仕組みとしては、証拠金取引となります、証拠金取引というのは、例えば300万円の車があり、30万円

の手付金でで3ヵ月後に車を購入する約束をしたとします、その後、友人がどうしてもその車が欲しい、

400万円でもいいので欲しいと言ったとします、仕方がなく、その車を買う権利を友人に譲ったとすると、

差額の100万円と、手付金の30万円が戻ってきます、

一言でいうと、証拠金取引というのはこうゆう形のものになります、なので、証拠金取引というのは、

各銘柄に期限があり、実物を取引所で購入することももちろんできますが、

業者向けの単位となるため、取引単位が非常に大きく、個人で取引をする場合は、現物を受け取るとい

うことは、一部の銘柄(金など)を除いてはほぼないと思います。

 それが、各取引所(東京工業品取引所、中部取引所)に上場されている商品、主に、いろいろな

加工品の原料となる素材(銀、銅)や、燃料となる素材(ガソリン、粗糖)や、食料の素材となるもの

(とうもろこし、コーヒー豆)ごとに取引単位が決っており、証拠金が決っています。

 ですから、実際の投資金額の何倍もの金額をやり取りする事になるので、投資金の何倍もの

利益を上げることも可能ですが、もちろんその逆もありえます、

ただ、何倍もの損にならないように、マイナスが投資金の半分を超えると、その段階で追加の資金

(マイナスになってる金額)を補充するか、もしくは決済をしなくてはならないようです。

現在では会社にもよると思いますが、あらかじめ余裕資金をおいておかないと取引ができないように

なっているようです。

 値段が動く要因は銘柄によってことなりますが、国際情勢から、気温、需給要因、在庫等が絡んでおり、

例年はこの要因で動くという要因に加え、その時々により、値段の動く最も大きい要因が、変化していき

ます。

 ですので、正確に、これらのことを予想するのは、専門家でも容易ではありません。

特に日本のように取引の規模が小さい市場ですと、値段が動く要因とは別に、大手の商社等の

リスクヘッジで出した注文、現物受けの注文など、大きい注文がでた場合に、その注文で値段が

動いたりします。

 アメリカやヨーロッパではその複雑な要因を予測しようという専門の会社等が多数あり、地位的にも

かなり高い地位にあるようです。

 最後に、為替証拠金取引(FX)というのは、商品取引の通貨版です、ただ、取引通貨分の金利を受け取れるとこ

ろが違い、円安に向かう局面では絶大な利益が期待できます。